洗顔のし過ぎが肌にダメージを与えるのは美肌作りの上で常識ですよね。
でも髪や頭皮について考えたことはありますか?
ここで質問です。
あなたは毎日シャンプーをしていますか?
ほとんどの人が「はい」と答えるかと思います。
今ではスーパーやドラッグストアなどで安くシャンプーを手に入れることができます。
しかしその多くは石油系の合成界面活性剤がよく使用されており、泡立ちや洗い上がりは良いですが、洗浄力が強いため、毎日シャンプーすることにより頭皮に必要な皮脂までも取り除き頭皮が乾燥してしまいます。
その結果、皮脂が過剰に分泌されてベタついたり、臭いの原因になることがあります。
また髪のキューティクルの表面が開き、パサつきの原因にもなります。
シャンプー選ぶ上で大切なのは、お肌に使う物と同じように、天然由来の洗浄成分でてきている物や低刺激の物を選ぶことです。
またシャンプーを使わずにお湯だけで髪を洗うという人もいるかもしれませんが、お湯だけでは付着した汚れが取りきれない可能性もありますので、週に何度かは天然系のシャンプーを使用した方が良いと思います。
しかし天然系のシャンプーも決まった定義がないため、成分を注意して見ないと、普通のシャンプーと変わらない物もあります。
ではどんなものを使用したらいいか迷いますよね。
そこで今回は身の回りのある食材でできる洗髪方法をご紹介したいと思います。
しっとりとした質感で、ハリとコシのある髪に
●重曹シャンプー
できれば肌のことを考えて食品用を使ってください。
①500㏄のお湯に、大さじ約2杯の重曹をしっかり溶かします。
②お湯でしっかりと汚れなどを落とします。
③頭皮を中心に重曹を溶かしたお湯を頭皮と髪に付け、頭皮マッサージした後洗い流します。
重曹シャンプーは泡は立ちませんが、汚れをしっかりと落とすことができます。
また洗い上がりはギシギシしますので、次にご紹介する酢を使ったリンスがお勧めです。
●酢リンス
今回はリンゴ酢を使った方法をご紹介します。
①500㏄のお湯に大さじ約2杯のリンゴ酢を混ぜます。
※酢の臭いが気になる方はペパーミントのオイルを1滴たらすと臭いを抑え、清涼感を与えます。
②頭皮、髪全体に付けてしっかり洗い流します。
※付けておく時間は髪質などによっても変わるので、どれくらいが良いか調整してください。
通常のシャンプーでも重曹のシャンプーでも、洗った後はアルカリ性に傾くので、酢に含まれるアミノ酸が弱酸性に戻し、しっとりとした質感で、ハリとコシのある髪に仕上げてくれます。
この時は熱めのお湯は頭皮に負担になるので禁物です。
始めはお湯で洗い、最後は冷たい水(温度が低めのぬるま湯)で洗い流すのが理想的です。
お湯は髪のキューティクルを開き、シャンプーやリンスの効果を高めてくれます。
逆に冷たい水にはキューティクルを閉じ、リンスの効果を閉じ込め、健康的な髪に見せてくれます。
私はこれまでは自分の髪質に合わせた商品を使ってきましたが、年齢とともに髪の量、ハリやコシも減り、地肌が気になり始め、より頭皮と髪のことを考えて、半年前から完全に切り替えました。
最初の1ヶ月程は1日おきに行い、その後は4日に1回のペースで使用しています。
普段の洗髪はお湯で洗い流すだけで十分キレイになります。
今では髪にもボリュームが出てきて、地肌も気にならなくなりましたよ。
スタイリング剤が付いていても、頭皮をキレイにしてくれるので、この方法は最適ですよ。
女性にとって肌と髪はとても大切な物です。
頭皮は顔と一枚の皮でつながっているので、顔を洗うのと同じように気遣い、頭皮環境を整え、いつまでも美しく健康的な髪を維持していきたいですね。
Medical Skin Care Specialist(M.S.C.S)
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