紫外線に負けない肌作り

私たちの肌状態は、環境問題や生活を取り巻く外的要因に大きく左右されています。
シワやシミなどの肌トラブルを引き起こす原因は、光老化が約70％、大気汚染が約20％、ストレスが約10％と言われています。
その中でも一番割合の高い光老化とは、つまり紫外線の影響によるものです。

今回は、紫外線が私たちの肌に与える影響と、紫外線から肌を守るために気をつけるべきことは何かを見ていきましょう。

■紫外線による肌への影響

気象庁の調査データによると、1990年から2019年の約30年間で紫外線量は約4％も上昇しています。
これにより秋冬の紫外線も強くなっているため、季節を問わず紫外線に気をつける必要があります。
また、一般的にあまり重要視されていませんが、パソコンや携帯電話から発されるブルーライトも紫外線に近い波長をしており、肌に悪影響を与える可能性があるため注意した方が良いでしょう。

しかし、紫外線は体にとって悪い影響ばかりではなく、良い側面もあります。
紫外線を適度に浴びることで、免疫を整えるビタミンDの合成を促し、殺菌効果もあります。
そのため、必要以上の紫外線は浴びない方が良いですが、完全に避けるというよりは、紫外線と上手な付き合い方をすることが重要です。

■紫外線に負けない肌を作るために

それでは、紫外線に負けない肌を作るにはどうしたら良いのでしょうか？
その答えは、生活習慣と食事に気をつけ、規則正しい生活を送ることです。

私たちの肌は、日中は肌細胞が外部からの刺激に対して防御する役割、夜はしっかりと休息与えることで肌細胞の新陳代謝を行なっています。
そのため、生活リズムを一定に整えることで、肌細胞のオンオフ機能が正確に働くようになり、紫外線によるダメージを和らげることができます。

また、食事の栄養バランスを整え、肌の健康を内側から支えることも重要です。
生活習慣と食生活を見直し、バリア機能がしっかり整った紫外線に負けない肌を作りましょう。